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2017/05/24ライフハック考え方

オノマトペの不思議 ~なんとなく伝わる魔法の言葉~

お久しぶりです、前回の記事で「新人」と書いたところ社長・花岡に却下された中村です。
ディレクター職は初めてなのに…。

あれから時が過ぎ、日差しがきらきらと輝きそよそよと吹く風が心地よい季節となりました。 じめじめと蒸し暑い日も増えてきて、さくさくとかき氷なんか食べたいな~などと思う今日この頃。

かき氷といえば…。(回想)

そんなわけで(どんなわけかは後ほど)今回のテーマは「オノマトペ」です。

オノマトペって?

書き始めてみたはいいものの、そもそも自分の理解は合っているんだろうか。
不安になって調べてみました。wikiで。

“当該概念を表す言葉は、日本語においては統一されていない。”

おっと、いきなり説明しづらくなりました。
まぁざっくりと言えば擬音語や擬態語のこと、です。
みなさま小学校で習っているはずなのですが、???となった方には思い出していただきましょう。

  • 擬音語→「わんわん」、「にゃーにゃー」、レンジが「チン♪」(最近のレンジは歌うこともありますが)
  • 擬態語→「ぐっ」と拳を握る、おなかが「ぱんぱん」、「ざわ…ざわ…」

こうして挙げてみると、特にそれと意識しないでも毎日のように使っていませんか。
なんでも、日本語はこういったオノマトペが比較的多い言語なのだそうです。
よく日本人は「共感」を大切にすると言われますが、感覚的なものをより相手に伝えようと努力してきた結果なのでしょうか。

「サッと溶けてスーッと効く」

なんて文句のCMがあった記憶がありますが、確かにこれだけで薬の話だって分かりますもんね。

いや、専門家ではないので勝手な想像ですけど。

オノマトペにも方言がある

そんな認識共有ツールのようなオノマトペ、どこでも通じるのかと思いきやどっこいそうでもないようです。
言語が違えばそれも納得、「コケコッコー」が「cock-a-doodle-doo」ってなんだそれって英語の授業の時に笑いましたっけ。
でも…あなたが普段何気なく使っているその言葉も、実は隣の県では伝わらないかもしれませんよ。

ここ最近、テレビを見ていて何故だかオノマトペ方言を取り上げた企画に行き当たることが多かったのですが、この地方独特の言い回しとしてよく取り上げられていたのが「鋭く尖った先端」の表現。
「とっきんとっきん」「ときんときん」「とっきとき」など、若干の違いはあるのですがこんな感じ。
尖っているといっても、針のように元々が細いものにはあまり使いません。
綺麗に削った鉛筆の芯など、ある程度の太さから変化していく場合のギャップを表します。
ところがこの感覚、愛知・岐阜あたりの人間にしか理解できないんですね。

さて、ここで私が地元を離れていた学生時代のお話…。

「今日あっついね~」
「本当だね。こんなに暑いと、かき氷なんかもあっという間に溶けちゃうよね」
「あ、私、削りたてよりしゃびしゃびになったくらいのかき氷が好き」
「???」
「!!!」

伝わらない、という衝撃

それまでまったく考えたこともありませんでした。
これが全国どこでも伝わる言葉ではないなんて。
慌てて同郷出身者に確認したところ、その人は「使う」との返事。
そう、「しゃびしゃび」もまたこの地方でしか伝わらないオノマトペだったのです。
では一体ほかにどんな表現があるのか?
何それ、と言った相手に問うてみたところ首を捻りながら。

「うーん…溶けかけ?」

ショックでした。
液体と固体が1:1くらいの、スプーンを刺したら直立せずに倒れてしまう、でも掬ってみたらまだまだ氷があるよ、というあの絶妙な溶け加減を一言で伝えられないなんて!
「しゃびしゃび」なら、たったの4音6字で済むのに…。

こういった事実は、有効範囲外に出て初めて分かるものです。
単に気付いていないだけで、「限定語」は身の回りにたくさんあるのかもしれません。

「しゃびしゃび」を「ふわとろ」にしたい!

それにしても、考えれば考えるほど興味深い話です。
感覚を共有するための表現のはずが、こんなに狭い範囲でしか使われていないというのは謎でしかありません。

山も海もある多彩な地形が、四季によって変化する島国。
山ひとつ越えるだけでまったく様相が異なることもあるこの独特な環境が、地方によって意識を向ける対象をも変えて、多彩なオノマトペを生み出したのでしょうか。

その反面、メディアなどによって新たに作り出され、全国的に普及していくものもありますね。
「ふわふわ」+「とろとろ」で「ふわとろ」の食感などというのは、もうすっかり定着しています。
オムライスの美味しいお店に行ってきた話をする時、「ふわとろだったよ!」の一言で誰にでもその感覚が想像できる
なんて素敵なことでしょう。

「そのかき氷、いい感じにしゃびしゃびになってから食べるからそのままにしておいてね」

同じように、この会話が誰とでもできるようになりたい…。
あの加減が好物な私としては、ぜひ「しゃびしゃび」の状態が全国共通の認識になるよう、声を大にして広めていきたいと思う次第であります。
まずは身近なところで、社長が長野出身という花のや社内から!

結局、何が言いたかったのかというと

「しゃびしゃび」は便利な表現ですよ、もっとどんどん使ってください。
これだけです。

そう言うとここまで読んだのに実がないと怒られそうですが、自分の当然が誰かにとってはそうではない、コミュニケーションの前提条件は相手によって異なるのだということを身をもって知った経験なので、事あるごとに感慨深く思い出すのです(特にかき氷の季節には)

みなさまも、自分が日常どのように相手とやりとりしているのか、ちょっとだけ気にしておしゃべりしてみてください。
きっと思った以上にこの不思議なオノマトペという言葉に、助けられているはずですよ!

蛍光灯の下なので綺麗に撮れなかったけど…こんな状態が「しゃびしゃび」 アイスクリームのように粘度のあるものが溶けた場合には使いません。

【おまけ】
花のや近辺でかき氷の食べられるお店をいくつかご紹介しておきますね。
大須にお立ち寄りの際はぜひ。

この記事を書いた人:nakamura

ディレクターの中村です。 にゃんこ愛と食べることへの情熱は誰にも負けません!

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