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2026/04/09Web制作広告運用SNS

SNS採用を始める前に知っておきたい「正しい進め方」

こんにちは、花岡です。

最近、採用活動にSNSを使いたいというご相談をよくいただきます。

ただ、話を聞いていると「まずSNSのアカウントを作って、投稿を続けていこうと思っている」とか「運用代行に依頼を考えている」という方が多いです。それ自体は間違いではないのですが、今すぐ採用を動かしたいのであれば順番が違います。

ゴールは採用を決めることです。SNS運用で1年かけている間に、競合に先に人材を獲得される可能性が高いためSNS運用から着手するのはおすすめできません。


Q. SNS採用の正しい順番は?
A. 「採用HP制作 → SNS採用広告 → SNS運用」の順番が正解です。着地先となる採用HPを整えてからSNS広告で求職者を集め、採用の仕組みが安定した後にSNS運用でブランディングを育てます。

Q. SNS運用とSNS採用広告の違いは?
A. SNS運用はフォロワーを育てて中長期的に認知を広げる施策で、効果が出るまで6ヶ月〜1年以上かかります。SNS採用広告は広告機能でターゲットを絞り、配信開始から数日〜数週間で求職者にリーチできます。今すぐ採用したい場合はSNS採用広告が先です。

SNS採用とは

まずSNS採用とは、InstagramやX(旧Twitter)、TikTokなどSNSを使った採用活動の総称です。大きく2種類あります。

  • SNS運用(オーガニック):公式アカウントを作って、投稿を積み重ねてフォロワーを増やしていく
  • SNS採用広告:広告機能でターゲットを絞り、採用ページに誘導する

名前は似ていますが、効果が出るまでの期間とコスト構造がまったく違います。この違いを理解していないと、「SNS採用をやっているのに応募が来ない」という状態が続きます。

SNS運用とSNS採用広告の違いを比較すると?

項目 SNS運用(オーガニック) SNS採用広告
効果が出るまで 6ヶ月〜1年以上 配信開始から数日〜数週間
届く相手 フォロワー(すでに知っている人) ターゲット設定した潜在求職者
費用 基本無料(運用工数は発生) 広告費1万円〜+運用費
即効性 △(フォロワー育成が必要) ◎(ターゲティング次第でピンポイント配信)
向いているシーン 長期ブランディング 今すぐ採用したいとき

SNS運用で待つと、実際どのくらいコストがかかるか

SNS運用は「無料でできる」と思われがちですが、実際には人件費がかかっています。

1本の投稿に企画・撮影・文章作成で2〜3時間かかるとして、週3投稿なら月に24〜36時間。時給換算すれば、毎月数万円分の工数を投じていることになります。それが効果を実感できないまま半年〜1年続くケースは珍しくありません。

フォロワーが少ない状態でいくら投稿しても、見ている人がほとんどいません。認知度の高くない中小企業がゼロからフォロワーを増やすには、最低でも1年以上の継続が必要です。

実際、SNS採用に取り組んだ企業の担当者からよく聞くのが「何のためにやっているかわからなくなってきた」という声です。効果が見えないまま運用を続けることは、時間とリソースの消耗になりかねません。

運用代行を検討している方へ

自社でSNSを運用するリソースがないため、代行会社に依頼を考えている方も多いと思います。選び方として、いくつか確認しておきたいポイントがあります。

フリーランスへの依頼

費用を抑えやすい反面、対応できる業務量に限りがあります。撮影・編集・文章・分析・改善をすべて一人でこなすのは負荷が高く、採用という成果に直結させるには経験と実績の見極めが重要です。依頼前に採用領域での運用実績を具体的に確認することをおすすめします。

企業への依頼

体制や品質は安定しますが、月額費用が高くなりやすいです。SNS運用代行の費用は月5〜30万円程度が相場で、効果が出るまでの期間を考えると、総コストはかなりの額になります。「この費用に見合う応募が来ているか」を定期的に検証する仕組みを持っておくことが大切です。

SNS運用はあくまで中長期のブランディング施策です。今すぐ採用したい場合の手段としては、優先順位が変わってきます。

今の採用市場で「待てない」理由

「じっくりSNSを育てよう」と思えるのは、市場に十分な人材が流動しているときの話です。今はそうではありません。

採用コストと難易度は上がり続けている

2023年の中途採用にかかった平均コストは1名あたり629万円。採用が難しいと感じている企業の割合は約8割にのぼり、新卒採用充足率は75.8%と過去7年で最低水準を記録しています。

その背景にあるのが、生産年齢人口の構造的な減少です。内閣府のデータによると、日本の生産年齢人口(15〜64歳)は1995年の約8,700万人をピークに減少し続け、2023年時点で7,395万人。2050年には5,300万人を下回ると推計されています(内閣府「令和6年版高齢社会白書」)。特に20代の若手人材は構造的に減り続けており、これは景気の波とは関係ない、不可逆な変化です。

人手不足倒産も増加している

帝国データバンクの調査では、従業員の退職・採用難・人件費高騰を原因とする「人手不足倒産」が2024年上半期だけで182件にのぼり、過去最多ペースを記録しています。転職市場に流動している人材の数は毎年確実に減っており、速度が採用の勝敗を分けます。

正しい順番は「採用HP → SNS広告 → SNS運用」

ゴールは「採用を決めること」です。そこから逆算すると、やることの順番は自然と決まります。

1. 採用HPを整える
広告をクリックした先に「この会社で働きたい」と思えるページがあるか。ここが弱いと、広告費が無駄になります。まず着地先を作ります。

2. SNS採用広告を動かす
採用HPができたら、Instagram・Meta広告でターゲットを絞って配信します。年齢・居住エリア・職種経験などを指定して、欲しい層にピンポイントで届けます。フォロワーゼロでも始められます。

3. SNS運用を育てる(これは後でいい)
採用の仕組みができてから、並行してアカウントを育てていきます。SNS運用が活きるのは、この段階です。

SNS採用で成果を出す正しい順番は「採用HP → SNS採用広告 → SNS運用」です。この順番で動けば、今すぐ採用につながる仕組みができます。

採用HPはなぜ先に整える必要があるのか

SNS運用だろうが、広告だろうが、求人媒体だろうが、最終的に求職者は企業のホームページを見に来ます。でも、クリックした先が弱ければそのまま離脱します。

求職者の行動データを見ると、その重要性がよくわかります。

  • 中途求職者の81.92%が、志望企業のWebサイトを閲覧している
  • 新卒求職者の60.99%が、志望企業のWebサイトを閲覧している
  • サイト閲覧後に「志望度が上がった」と回答した割合:26.93%
  • 志望度が上昇した求職者のうち、実際に応募へ転換した割合:65.4%

(出典:リクルートワークス研究所「採用活動プロセス調査」ほか)

採用HPを見て志望度が上がり、その6割以上が応募に転換しています。採用HPの充実は、応募率に直結します。

求人媒体は掲載フォーマットが決まっているため、他社との差別化が難しく給与・条件での比較になりがちです。採用HPなら、自社の言葉で伝えたいことを伝えられます。求職者が採用サイトで最も重視する情報は「社員の働き方・職場の雰囲気」「キャリアパス・成長機会」「福利厚生・待遇」です。これらを写真・動画・社員インタビューで丁寧に見せることが、応募の質と量を両立させます。

また、採用HPは一度作れば自社の採用資産になります。求人媒体のように掲載終了で消えることがなく、ランニングコストは広告費だけです。

SNS採用広告でできること

転職潜在層にリーチできる

SNS採用広告の最大の強みは、転職潜在層(まだ転職を積極的に考えていない層)にアプローチできる点です。転職潜在層は採用市場全体の約7割を占めています。求人媒体は「今すぐ転職したい人」にしか届きませんが、SNS広告は日常的にSNSを使っているこの層に直接リーチできます。

コストパフォーマンスが高い

リスティング広告のクリック単価が500〜1,000円であるのに対し、SNS広告は100〜300円。同じ予算で3〜5倍のリーチが可能です。また、1万円で最大5,000人に情報を届けられるため、採用予算が限られている中小企業ほど効果を発揮します。

ターゲティングの精度が高い

年齢・性別・居住エリア・学歴・興味関心・行動履歴など、複数の条件を組み合わせて配信できます。例えば「名古屋市内在住・25〜34歳・営業経験あり」といった絞り込みが可能です。求人媒体のように「応募が来るのを待つ」スタイルではなく、こちらから届けにいけます。

クリエイティブで企業の魅力を伝えられる

静止画・動画・カルーセルなど形式を選べます。職場の雰囲気、社員の笑顔、一日の仕事の流れといった「求人票では伝えきれない魅力」を映像で届けることで、知名度ではなく「ここで働きたい」という共感で応募につなげられます。ミスマッチ採用の防止にも効果的です。

花のやの実績

事例A:Instagram広告 × 採用サイト
  • 広告費:9万円(3ヶ月)
  • 応募者数:18名
  • 面接実施:10名
  • 1応募あたりのコスト:約5,000円(求人媒体比1/10以下)
  • 求人媒体への掲載はゼロ、Instagram広告のみで獲得
事例B:採用サイトリニューアルのみ
  • 広告費:0円
  • 6ヶ月間で4名の自然応募を獲得
  • 新卒採用を初めて実現
  • 採用ページの平均滞在時間が20秒→1分40秒に改善

どちらの事例も、採用サイトを整えたことで求職者への訴求力が大きく変わっています。

費用感

SNS採用広告は少額から始められます。費用は「配信エリア」「ターゲット属性」「配信期間」によって変動しますが、以下が目安です。

配信内容 費用感(目安)
静止画広告(1〜2週間) 3万〜10万円
動画広告(2〜4週間) 10万〜30万円

SNS運用代行を月5〜30万円かけて1年続けるより、採用HPに一度投資してSNS広告を回す方が、採用という成果に対してコストが合いやすいです。PDCAも短期間で回せるので、効果を見ながら改善できます。

花のやでできること

花のやでは、「採用HP」×「SNS採用広告」をセットで設計・運用します。採用戦略の立案からクリエイティブ制作・広告運用まで一気通貫で対応できるのが強みです。

  • 採用専用サイト・LP・動画の制作
  • SNS広告の戦略設計と運用代行
  • 採用広報アカウントの立ち上げ・投稿設計

「求人媒体で効果が出ない」
「自社にマッチした人材から応募が来ない」
そんな課題をお持ちなら、ぜひ一度ご相談ください。

まとめ

  • SNS採用には「SNS運用」と「SNS採用広告」の2種類があり、即効性がまったく違う
  • SNS運用は無料に見えて、人件費・工数のコストがかかっている
  • 運用代行を使う場合も、採用という成果に対して費用対効果を検証することが大切
  • 中途採用の平均コストは629万円、採用難を感じる企業は約8割。人材市場は構造的に縮小している
  • 転職潜在層は採用市場全体の約7割。SNS広告はこの層に届く唯一の手段
  • 中途求職者の約82%が志望企業のWebサイトを閲覧しており、採用HPの充実が応募率に直結する
  • 正しい順番は「採用HP → SNS採用広告 → SNS運用」

ゴールから見ると、順番は当たり前のことです。でも意外と逆から入っている会社が多い。「SNS採用を始めたいけど何から手をつければいいかわからない」という方は、まずご相談ください。一緒に整理します。

この記事を書いた人:hanaoka

2014年、名古屋市栄にてWeb制作・デジタルマーケティング会社「花のや」を設立。累計700社以上の中小企業のWeb制作・広告運用・採用支援を手がける。「ゴールファースト設計」を独自メソッドとして提唱し、制作だけでなく成果にこだわったWebマーケティング支援を行っている。

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