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SNS採用を始める前に知っておきたい「正しい進め方」
こんにちは、花岡です。
最近、採用活動にSNSを使いたいというご相談をよくいただきます。
ただ、話を聞いていると「まずSNSのアカウントを作って、投稿を続けていこうと思っている」とか「運用代行に依頼を考えている」という方が多いです。それ自体は間違いではないのですが、今すぐ採用を動かしたいのであれば順番が違います。
ゴールは採用を決めることです。SNS運用で1年かけている間に、競合に先に人材を獲得される可能性が高いためSNS運用から着手するのはおすすめできません。
目次
SNS採用とは
まずSNS採用とは、InstagramやX(旧Twitter)、TikTokなどSNSを使った採用活動の総称です。大きく2種類あります。
- SNS運用(オーガニック):公式アカウントを作って、投稿を積み重ねてフォロワーを増やしていく
- SNS採用広告:広告機能でターゲットを絞り、採用ページに誘導する
名前は似ていますが、効果が出るまでの期間とコスト構造がまったく違います。この違いを理解していないと、「SNS採用をやっているのに応募が来ない」という状態が続きます。
SNS運用とSNS採用広告は別物
| 項目 | SNS運用(オーガニック) | SNS採用広告 |
|---|---|---|
| 効果が出るまで | 6ヶ月〜1年以上 | 配信開始から数日〜数週間 |
| 届く相手 | フォロワー(すでに知っている人) | ターゲット設定した潜在求職者 |
| 費用 | 基本無料(運用工数は発生) | 広告費1万円〜+運用費 |
| 即効性 | △(フォロワー育成が必要) | ◎(ターゲティング次第でピンポイント配信) |
| 向いているシーン | 長期ブランディング | 今すぐ採用したいとき |
SNS運用で待つと、実際どのくらいコストがかかるか
SNS運用は「無料でできる」と思われがちですが、実際には人件費がかかっています。
1本の投稿に企画・撮影・文章作成で2〜3時間かかるとして、週3投稿なら月に24〜36時間。時給換算すれば、毎月数万円分の工数を投じていることになります。それが効果を実感できないまま半年〜1年続くケースは珍しくありません。
フォロワーが少ない状態でいくら投稿しても、見ている人がほとんどいません。認知度の高くない中小企業がゼロからフォロワーを増やすには、最低でも1年以上の継続が必要です。
実際、SNS採用に取り組んだ企業の担当者からよく聞くのが「何のためにやっているかわからなくなってきた」という声です。効果が見えないまま運用を続けることは、時間とリソースの消耗になりかねません。
運用代行を検討している方へ
自社でSNSを運用するリソースがないため、代行会社に依頼を考えている方も多いと思います。選び方として、いくつか確認しておきたいポイントがあります。
フリーランスへの依頼費用を抑えやすい反面、対応できる業務量に限りがあります。撮影・編集・文章・分析・改善をすべて一人でこなすのは負荷が高く、採用という成果に直結させるには経験と実績の見極めが重要です。依頼前に採用領域での運用実績を具体的に確認することをおすすめします。
企業への依頼体制や品質は安定しますが、月額費用が高くなりやすいです。SNS運用代行の費用は月5〜30万円程度が相場で、効果が出るまでの期間を考えると、総コストはかなりの額になります。「この費用に見合う応募が来ているか」を定期的に検証する仕組みを持っておくことが大切です。
運用代行を否定するわけではありませんが、SNS運用はあくまで中長期のブランディング施策です。今すぐ採用したい場合の手段としては、優先順位が変わってきます。
今の採用市場で「待てない」理由
「じっくりSNSを育てよう」と思えるのは、市場に十分な人材が流動しているときの話です。今はそうではありません。
生産年齢人口の減少は、もう止まらない内閣府のデータによると、日本の生産年齢人口(15〜64歳)は1995年の約8,700万人をピークに減少し続け、2023年時点で7,395万人。2050年には5,300万人を下回ると推計されています。特に20代の若手人材は構造的に減り続けており、これは一時的な現象ではありません。
転職市場に流動している人材の数は、毎年着実に減っています。今いる人材を早く取りにいかないと、そもそも母数がいなくなります。
採用競争は今この瞬間も動いている帝国データバンクの調査では、従業員の退職・採用難・人件費高騰を原因とする「人手不足倒産」が2024年上半期だけで182件にのぼり、過去最多ペースを記録しています。中小企業の約半数が「人材確保」を最優先の経営課題と挙げており、同じエリア・同じ職種の競合も、今まさに同じ人材を採りにいっています。
SNS運用で1年かけている間に、SNS広告で今月から動いている競合が先に獲得します。速度が、採用の勝敗を分けます。
正しい順番は「採用HP → SNS広告 → SNS運用」
ゴールは「採用を決めること」です。そこから逆算すると、やることの順番は自然と決まります。
1. 採用HPを整える
広告をクリックした先に「この会社で働きたい」と思えるページがあるか。ここが弱いと、広告費が無駄になります。まず着地先を作ります。
2. SNS採用広告を動かす
採用HPができたら、Instagram・Meta広告でターゲットを絞って配信します。年齢・居住エリア・職種経験などを指定して、欲しい層にピンポイントで届けます。フォロワーゼロでも始められます。
3. SNSを育てる(SNS運用)
採用の仕組みができてから、並行してアカウントを育てていきます。SNS運用が活きるのは、この段階です。
SNS採用で成果を出す正しい順番は「採用HP → SNS採用広告 → SNS運用」です。この順番で動けば、今すぐ採用につながる仕組みができます。
採用HPが先になる理由
SNS運用だろうが、広告だろうが、求人媒体だろうが、最終的に求職者は企業のホームページを見に来ます。でも、クリックした先が弱ければそのまま離脱します。
求人媒体は掲載フォーマットが決まっているため、他社との差別化が難しく、給与・条件での比較になりがちです。採用HPなら、自社の言葉で伝えたいことを伝えられます。
- 社長・社員のリアルな声を自由に載せられる
- 職場の雰囲気を写真・動画で丁寧に伝えられる
- 入社後のキャリアパスや評価制度を説明できる
- 給与・休日などの条件を正直に出せる
「とりあえず応募してみよう」ではなく「ここで働きたい」という動機で応募が来ると、採用後のミスマッチも減ります。一度作れば資産になり、ランニングコストは広告費だけです。
花のやの実績採用HPのリニューアルとInstagram広告をセットで実施したクライアントで、3ヶ月・広告費9万円で応募18名・面接10名を実施した事例があります。求人媒体への1掲載30〜50万円と比べると、費用対効果はかなり違います。
SNS採用広告でできること
SNS採用広告の最大の強みは、「今すぐ転職したい人」だけでなく、「いずれ転職したいかもしれない人」にも届けられる点です。求人媒体は転職を積極的に考えている顕在層にしか届きませんが、SNS広告は日常的にSNSを使っている潜在層にリーチできます。
ターゲティングの具体例例えば「名古屋市内在住・25〜34歳・営業経験あり」といった絞り込みが可能です。年齢・性別・居住エリア・学歴・興味関心・行動履歴など、複数の条件を組み合わせて配信できます。求人媒体のように「応募が来るのを待つ」スタイルではなく、こちらから届けにいける点が大きく違います。
クリエイティブの自由度が高い静止画・動画・カルーセル(複数枚)など形式を選べます。「社員の一日に密着したリール動画」「職場の雰囲気が伝わる写真」など、求人票では伝えきれない会社の魅力を見せることができます。広告と採用HPの世界観を統一することで、クリックから応募までの離脱を減らせます。
費用感
SNS採用広告は少額から始められます。費用は「配信エリア」「ターゲット属性」「配信期間」によって変動しますが、以下が目安です。
| 配信内容 | 費用感(目安) |
|---|---|
| 静止画広告(1ヶ月) | 3万〜20万円 |
| 動画広告(1ヶ月) | 20万〜30万円 |
SNS運用代行を月5〜30万円かけて1年続けるより、採用HPに一度投資してSNS広告を回す方が、採用という成果に対してコストが合いやすいです。PDCAも短期間で回せるので、効果を見ながら改善できます。
花のやでできること
花のやでは、「採用HP」×「SNS採用広告」をセットで設計・運用します。
- 採用専用サイト・LP・動画の制作
- SNS広告の戦略設計と運用代行
- 採用広報アカウントの立ち上げ・投稿設計
「求人媒体で効果が出ない」
「自社にマッチした人材から応募が来ない」
そんな課題をお持ちなら、ぜひ一度ご相談ください。
まとめ
- SNS採用には「SNS運用」と「SNS採用広告」の2種類があり、即効性がまったく違う
- SNS運用は無料に見えて、人件費・工数のコストがかかっている
- 運用代行を使う場合も、採用という成果に対して費用対効果を検証することが大切
- 生産年齢人口は構造的に減り続けており、人手不足倒産も増加している。速度が採用の勝敗を分ける
- 正しい順番は「採用HP → SNS採用広告 → SNS運用」
- SNS採用広告は潜在層にも届けられ、ターゲティングの精度が高い
ゴールから見ると、順番は当たり前のことです。でも意外と逆から入っている会社が多い。「SNS採用を始めたいけど何から手をつければいいかわからない」という方は、まずご相談ください。一緒に整理します。
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